環境絵日記とは


 

環境絵日記*」は、環境問題や環境保全について、家庭で話し合ったことや自分で考えた内容を子どもたちが絵(視覚的表現)と文章の組み合わせで自由 に表現する絵日記です。小学生の頃から環境問題を家族で考えることで、子どもたちが正しい環境知識を持ち、「新しい環境意識」を育んでいくことを願ってい ます。 この機会に、家庭で環境について話し合って頂ければ幸いです。

 

環境絵日記は、横浜市資源リサイクル事業協同組合が2000年から毎年実施しているもので2012年度からは横浜市と横浜市資源リサイクル事業協同組合が連携して環境絵日記を募集し、「環境絵日記展」として開催しています。
現在では、北海道下川町、宮城県東松島市、福島県南相馬市、千葉県柏市、横浜市、山口県、高知県、沖縄県那覇市の8都市で取り組んでいます。

最近ではJICAを通じてアフリカの子どもたちも環境絵日記に取り組んでいます。

 

 

 

環境アライアンス2F4Kでは、この「環境絵日記」を関西でも広げていきたいと思い、横浜市資源リサイクル事業協同組合さんのご協力のもと、環境絵日記を実施していくこととなりました。

 

(*)「環境絵日記」は横浜市資源リサイクル事業協同組合の登録商標です。

環境絵日記への想い


 

「環境絵日記」は、家族や身近な人たちと環境問題や環境保全について話すきっかけづくりを行い、子どもたちの「新しい環境意識」を育んでいくことを願っています。また、子どもたちが描く環境絵日記は20159月の国連サミットで採択された国際目標である“SDGs”の17のゴールにとても親和性が高い取組でもあるため、身近な環境問題を考えながら、それが世界につながることも考えられるようになってほしいと思っています。

私たちは環境絵日記を大人へのメッセージと考えています。環境絵日記を通じて寄せられた 子どもたちからのメッセージは、街づくりへの大切なアイデアです。そうした貴重な提言を広く社 会に発信していくことが、私たちの大切な使命だと感じています。

環境絵日記の効果


子どもたちが環境絵日記に取り組むことは、環境問題に留まらず、社会課題(現状・課題 ・解決を同時に考える)を、家族全体で考えるきっかけとなっています。 また、企業が自社の活動と環境絵日記を照らし合わせることで、地域貢献などの社会課題 の解決と本業との関連にも気づくことができます。 さらに、環境絵日記が市民の目に触れることで、消費の際の廃棄物の発生防止や、資源 の有効利用、さらには地球規模の社会問題などを考える「環境配慮型消費者市民社会」へ の意識の醸成にもつながり、持続可能な社会の実現の一助となります。

1.子どもたちへの効果
・多様な思考回路で、社会の課題に興味を持つことができる

いわゆる環境問題のみではなく、社会の課題全般が環境絵日記の応募テーマとなってい ますので、幅広い視野で考えることが可能です。環境絵日記は「未来はどんな社会になっ てほしい?」、「そのために自分でできることは何がある?」との問いかけをしているので、自 分が興味ある分野から考え始めたとしても、将来像を描くことで、深く広くそして多様な思 考で考えてくことが出来ます。
・課題の本質を探す力が付く

環境絵日記は単に「今○○なので困っている」では終わらず、「なぜ○○なのか?」を考え ます。そのため起きている社会課題の本質を探すことになるので、結果的にESD(持続可 能な開発のための教育)に必要とされている、持続可能な開発に関する価値観や体系 的な思考力を育みます。
・自分の思ったことを表現することにより、社会の一員の意識が芽生える

「そのために自分でできることは何がある?」のとの問いかけをしているので、「だからこれから ○○をする」という明確なアクションプランが描かれます。また、そのことを家族で話し合ってい るので、自分の考えを伝えるというコミュニケーション能力が生まれます。そのアクションプラン を家族で行うことで、子どもたちの社会の一員の意識が芽生えると考えています。

2.家族への効果
・子どもと考えることにより、社会課題への意識が上がる

環境絵日記は小学生を対象とした夏休みの課題ですが、家族全体で取り組むことにより 、その効果は子どもだけではなく家族全体に影響が広がります。日々の生活の中では時間 があまり作れないような社会課題についても考えるきっかけが生まれます。
・家族で解決策を考えるので、課題解決への取り組む意識が芽生える

家族がみんなで社会課題を考えることで、全員がなんらかの解決策を検討することになりま す。「これからどうしたらよいか」を考えることで、普段の生活にも少しずつ意識変化が起こり ます。
・環境絵日記がその家族の社会課題へのコミットメントになる

子どもたちの作品には、「だからこれから○○をする」という明確なアクションプランが描かれて います。いうなれば家族で考えた(社会課題の)解決に向けた行動方針となるので、個 々が考える行動方針よりも大きな推進力(持続力)の基になると考えます。


3.企業への効果
・社員の自社の社会的使命への意識が上がる

環境絵日記の選考を社員全員で行うことより、「自社の社会的使命」が共有が計られま す。また、言葉にはできないニュアンスも絵日記を選ぶ事で話し合いが起こり、意識の醸成 にもつながります。

・自社の社会的使命の可視化の一助となる

環境絵日記には様々な社会課題とその解決策が描かれています。企業が表彰する作品 は、言い換えれば企業は「自社が表彰したい作品」を選ぶこととなります。その選考が「わが 社の社会的使命に合う作品」となりますので、当然、「わが社の社会的使命」が明確にな り、それが如実に描かれている環境絵日記は、自社の社会的使命が可視化されているこ とになります。
・地域の小学校とのつながりが作れる

地域へ何らかの貢献をしたいと考える企業は多数ありますが、その方法が見いだせずに思 案している企業も多く見受けられます。環境絵日記をきっかけに小学校とのつながりが深くなった企業はとても多いです。

4.地域への効果
・市民目線での社会課題についての情報発信が可能となる

環境絵日記は様々な場所で展示会を行っています。2015年に開催された「ヨコハマ海 の青と都市の緑を守るフェア」では海と森の自然環境保護に関して描かれている作品を 選んで展示を行いました。他にも「地産地消」、「ブールーカーボン」、「食品ロス」などを テーマとしたイベントに関連した作品を展示することで、テーマに沿った子どもたちのメッセー ジを市民に届けることが出来ます。
・情報の経年変化を捉えることが可能となる

環境絵日記は横浜市以外の都市でも開催されています。 その中の東松島市では震災直後の2012年から7年連続で 環境絵日記に取り組んでいただいています。 市の方曰く「東松島の復興を子どもたちの目線を通して経 年で見ていきたい」とのこと。 「子どもたちが思い描く未来のまちの姿を、より多くの市民に も知ってもらえれば」との想いで、東松島市では、数年前から 作品をカレンダーにして配布されています。

横浜市資源リサイクル事業協同組合のホームページより

環境絵日記の書き方


環境絵日記のテーマの考え方